前回のメルマガでは
食物繊維と日本人の関係を
腸内細菌や親子の関係から
お伝えしました
胃で消化されない食物繊維は
便秘の解消策として
その必要性が知られていましたが
それよりも重要な役割が
あることをご認識いただけたと思います
今回は食物繊維と腸から
少し離れますが
しわや髪のぱさつきなど
誰しもが通る「老い」
知らず知らずのうちに
それを進めてしまっている「食習慣」について
お伝えしていきますね
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人体と海水の驚くべき類似点
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1.水素
2.酸素
3.ナトリウム
4.塩素
5.マグネシウム
6.硫黄
7.カリウム
8.カルシウム
9.炭素
10.窒素
1.水素
2.酸素
3.炭素
4.窒素
5.ナトリウム
6.カルシウム
7.リン
8.硫黄
9.カリウム
10.塩素
これらの違いは、5と7です
(腎臓が寿命を決めるより)
マグネシウムは
細胞の新生に必要で
神経・筋の働きを調節し
不足すると肌のツヤがなくなり
心臓病にもつながるミネラル
リンは
カルシウムと結合し
リン酸カルシウムとなることで
硬くて丈夫な骨の材料となり
地球の重力に耐えうるカラダを構成しています
前者と後者は
何かと言いますと
海水と人体を構成する元素トップ10です
前者は海水、後者は人体をあらわします
ものすごく似ていますね!
進化論が正しければ
生き物の原点が「海」というのも
わかる気がいたします
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リンとは?
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無味無臭のリンは
人間のカラダに必要な元素です
その吸収率は違えど
大豆にも玄米にも
肉にも魚にも卵にも含まれています
本によれば
およそ以下の順番で
その吸収率が異なると言われています
植物性食品<動物性食品<食品添加物
少なすぎると骨がもろくなり
多すぎるとそれは
尿として体外へ出すことで
各臓器の障害となるのを防いでいます
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リン過剰のデメリット
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多すぎるリンは
消耗品とも言える
「腎臓」の老化を促進=身体の老いを促進したり
各臓器に様々なトラブルを引き起こしたりします
ご存じのかたもいらっしゃるかもしれませんが
現代人が知らず知らずに
過剰摂取してしまう
吸収率がバツグンなリンは
「食品添加物」です
例えば
変色や変質を防ぐ理由で添加される「pH調整剤」
・ポリリン酸ナトリウム(リン)
・クエン酸ナトリウム
・酢酸ナトリウム
・フマル酸ナトリウム
などが使われています
添加しているけれど一括表示しても良い
微量なものは詳細が記載されていませんので
ここにリンが使用されている場合も
店内で製造加工したお惣菜や弁当は
成分表示をしなくても良いため
消費者が自主的に細かく確認しない限り
何が添加されているかわからない状態でもあります
カップラーメン
スナック類
ファストフード
できあいのお惣菜やお弁当など
これらを良く食べている人はなんと!
必要量の約5倍も摂取している可能性があります
これらを良く食べているという人は
知らず知らずのうちに
カラダの老化を早めている可能性が高いのです
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9割が知らない、リンと骨と障害
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ではリンにはどのような働きがあるのでしょう?
リンの全体の約20%は
・細胞膜の成分
・細胞内の核のDNA成分
・細胞内のシグナル伝達
に使われていますが
残りの80%は
骨の維持に使われています
骨は常に繰り返しつくりかえられていて
大人の場合
全身の骨が入れ替わる期間は3~5年
骨の作り替えの流れは
古い骨を溶かし
カルシウムやリンを血液中に放出
別の細胞が血液中のカルシウムやリンを
取り込んで新しい骨をつくっています
リンとカルシウムは
体内で結晶状や固体状になりやすく
骨以外の部分でこれが発生すると
発生した部位に障害を起こしてしまいます
通常、そうならないように
過剰なリンは
尿として体外へ排泄しています
この場合
血中リン濃度は上昇しませんが
リンの過剰摂取が続くと
尿からの排出作業が多くなる分
尿中のリン濃度が上昇し
腎臓が障害を受けるようになり
腎臓の老化が進みます
腎臓がリンを
尿として出せなくなる、出せない場合
血液中のリン濃度が高くなり
血管や全身の臓器に障害が起こります
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国民病にならないために気を付けたいこと
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成人の8人に1人の国民病と言われている慢性腎臓病は
カラダにリンが溜まってしまう病気です
腎臓はご存じのとおり
悪化するまで自覚症状がないので
沈黙の臓器とも呼ばれています
添加物を多種類使っている加工食品や
調理済食材や惣菜などの中食(なかしょく)が多いなど
お心当たりのある人は
自炊の時間をもうけるところからでも変えてみましょう
ちなみに預診的な観点から
2つの腎臓の先に脚が2本
植物が枝の先から枯れていくのに対し
幽霊に足がないように
人間は足から老いていきます
東洋医学的にも
腎(正確には腎臓や副腎や生殖器など)は生きる力そのもので
人は腎から老いていくとも
ちなみに
気能値(きのうち)という
生命力の強さを数値化するために
波動を測定する方法があるらしく
この数値によると
長寿者120~143歳の人を調べたところ
この先10~20年もちそうな臓器がほとんどだったのに対し
腎臓だけは例外だったという結果が出たようです
(腸からよみがえる「胚酵食」より)
もし進化論が正しければ
陸上での生活を選択した人類が
重力に耐えうる骨を持つために
リンを取り込む仕組みを進化させた結果
腎臓の老いが避けられなくなったと言えます
私たちの寿命という限られた時間は
腎臓の老化速度によって左右されるのです
つまり
腎臓を守ることが
私たちの健康寿命を延ばす鍵となるのです
過剰なリンの摂取を避け
腎臓に優しい生活を心がけることで
体内のバランスを保ち
より健康的な生活を送りましょう!
腸活や健康な食生活が
あなたの腎臓を守り
健康寿命を延ばす一歩となります
ではまた次回まで...
腎臓を自分でチェック↓
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参考本
腎臓が寿命を決める 老化加速物質リンを最速で排出する
腸からよみがえる「胚酵食」
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