top of page
執筆者の写真預診らぼ

「腸活の秘訣」食物繊維で健康な腸壁を育む方法|Yoshin通信:069


------------------------------

食物繊維を食べた方が良い一般的な理由

------------------------------

食物繊維がどうやらカラダに良いらしい...

という話はご存じのとおり


その理由を明確にこたえられる人は少なく


食物繊維は胃では消化されずに

腸まで届くという点は

ご存じの方も多いでしょう


一般的にそのメリットは以下の5つが挙げられます

(ChatGPTによる回答)


1.便通の改善:

食物繊維は腸内の動きを促進し、便の形成を助けます。便通が改善されることで便秘や下痢のリスクを減らし、腸内環境を整えます。


2.満腹感の促進:

食物繊維は水に溶けづらいため、消化器官を通過する際に水を吸収しにくく、腹持ちがよくなります。これにより、食事から次の食事までの間、満腹感を持続させることができます。


3.血糖値の安定化:

食物繊維は消化が遅く、糖分の吸収を緩やかにするため、血糖値の急激な上昇を防ぎます。これにより、インスリンの急激な分泌を抑制し、糖尿病の予防にもつながります。


4.心血管疾患の予防

食物繊維はコレステロールの吸収を抑制し、便中のコレステロール排泄を促進します。これにより、動脈硬化や心臓病のリスクを低減することができます。


5.腸内環境の改善:

食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えます。腸内に良いバランスの微生物が存在することで、免疫力の向上や炎症の抑制など、全身の健康にも良い影響を与えます。


食物繊維は主に

大腸に棲んでいる細菌たちの

エサとなることでようやく分解されます

そして便のカサを増やしてくれるため

排便を促し便秘の解消になる

という点はおおよそご存じかと


これは

玄米を食べたことがある場合

実感されたことがあると思いますが

白米を食べてた時より

玄米を食べた時の方が

便の量がはるかに多くなります


その他に

食物を食べることで発生する毒素が

体内に入り込まないよう随時守っている

「腸壁(粘膜層)」にも大きく関与しています


この腸壁は2層の粘膜層からなり

実は年齢を重ねるにつれ

薄くなる傾向にある

いわゆる「老化」の1つ


------------------------------

腸壁と食物繊維の関係

------------------------------

食物を食べることで発生する毒素

私たちのカラダの中では

これらをどのように処理しているのでしょう?


外界の菌などから

カラダを守ってくれているのは皮膚ですが

食べ物を食べることで発生する毒素から

カラダを守ってくれているのは

「腸壁(粘膜層)」です


食物繊維はこの腸壁にも

大きく関与しています


2層の粘膜層からなる腸壁は

残念ながら

年齢を重ねるにつれ

薄くなります


そう、これが「老化」の1つでも


2層は

内側(インターレイヤー)

ネバネバのムチンからできた層

この層は腸上皮細胞と固く結合し

抗体や抗菌たんぱく質が豊富な層で

細菌が侵入できないようにできている


外側(アウターレイヤー)

限られた腸内細菌のみ、すめる区域

腸の中にすみつけた細菌ですら

外層まではたどりつけても

内側の層へは到達できない仕組みになっています


これらの層の粘液を作り出すのは

ゴブレットと呼ばれる細胞

この細胞も年齢とともに減るため

粘液層が薄くなっていきます


薄くなることにより

細胞と細胞の間から

本来はカラダに入れたくない毒素が

入り込んできます


毒素が腸壁を超えて

カラダの中にもれ出すことを

「リーキーガット」と言います


リーキーは漏れる

ガットは腸という意味


カラダの中へ入り込んだ毒素は

血液とともに全身をめぐることで

様々な病気になりやすくなっていきます


例をあげると

・アルツハイマー型認知症

・パーキンソン病

・うつ病

・多発硬化症

・筋萎縮性側索硬化症(ALS)

・脳神経の病気

など


食物繊維を食べることのメリットは

細菌がそれを発酵・分解し

短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)をつくること


この短鎖脂肪酸の一部が

酪酸(らくさん)となり

腸の粘液を増やしてくれています


そしてもう1つ

腸の粘液の中にあり

外敵と戦ってくれている

IgA抗体を増やす役割も持つとも


「食物繊維」がどうやらカラダに良いらしい…

というのは

便秘解消のみならず

腸の老化(腸壁の変化)を

フォローしてくれることで

私たちを病から遠ざけてくれているのです


続きはまた次回のメルマガにて…

------------------------------

参考本

閲覧数:7回0件のコメント

Comentários


bottom of page