ときどき急に発症する「下痢」がつらくて・・・
以前ステキ女子からいただいたご相談でした
あれから月日がだいぶたち
まだまだ未解決な点も多いのですけれど
月日とともに徐々に
見えてきている部分もあるようです
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ご存じですか?『過敏性腸症候群』
小腸・大腸で起こる機能性腸疾患=IBS
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以下はIBSで統一しますね
IBSは主に次の4つに分類される
1.D-IBS(下痢型)
2.C-IBS(便秘型)
3.M-IBS(下痢と便秘の両方)
4.U-IBS(分類不能型)
世界では、IBSの有病率は約9%
若年女性に多いと言われてきました
2023年5月に実施された
九州大学の調査によると
日本では有病率が15%ほど
1番多いのはM-IBS(下痢と便秘の両方)
次に多いのが
D-IBS(下痢型)で世界とは異なり
40代男性が多いと報告されています
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特に思い当たる理由もないのに
次のような症状が生じます
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・我慢できないつらい腹痛
・腹部膨満感(ぼうまんかん=お腹の張り)
・しぶり腹(トイレに行ってもなかなか出ない)
・ゴロゴロ鳴る腹部不快感
・便通異常(下痢や便秘の持続や再発)
これらの症状は、IBSに限らず
器質的異常(実質的な形のある物質=器質)
例えば大腸がんやクローン病(消化器系の炎症)
潰瘍性大腸炎などでも
同様に発症するため
いずれの症状なのか?を
見極める必要があります
病院などでは
その判断材料として
血液検査や便潜血検査
腹部レントゲンなどの検査も行っています
問診などで確認するのは
年齢が50歳以上か
(大腸がんは50代以上の確率が多い)
過去の病歴や近親者の病歴
などで確認する他
突然の体重減少がないか
(6ヶ月 以内に3kg 以上の減少)
粘血便が出ていないか
口腔内に腫瘍がないか
就寝中の腹痛や下痢がないか※
といった情報も有益に
※ IBSの場合、脳が眠っている就寝時には発症しない
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食養としての不腸時の指針は?
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・腸内環境を整える
・自律神経を安定させる
・肝機能、腎機能を高める
といった点に重きを置いています
ちなみに
自立神経を安定させる食べ物は?
・ナツメ
・麻の実
・発芽玄米
・ニラ
・ネギ、玉ねぎ
・ゆり根(お正月に出てきますね!)
・蓮根
・胡麻
・金針菜
・紫蘇
・ほうれん草
・ラッキョウ
・ハスの実
・海藻類 など
不規則な生活からの脱却や
腹式呼吸で腸の活動を活性化したり
外側から腸をマッサージしたり
軽く散歩をしたり
家の掃除をしたり
など、こまめに動くこともポイントに!
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