ピンチを乗り切るための体内活動とは?
私たちの身体の中にも、
ピンチを乗り切るための体内活動に、
「オートファジー」という仕組みが。
飢餓状態が一定期間続くと、
細胞内に密かに溜めていたタンパク質を使い始める、
いわゆる体内の自給自足機能が起動し始めます。
水を例にとると、
流れている水は
清らかで澄んでいますが、
溜まると濁り淀んでしまいます。
同様に、
細胞が飢餓のために密かに溜めている成分は、
それが長期間使われることがないと、
かえって身体に要らない成分として変化を。
これらを定期的に使うことで
溜めている成分をリセットする習慣が
大切だということでも。
そもそも人間の身体は、
過去の経験から、
「飢餓に強い仕組み」が形成されてきました。
このことは「オートファジー」に限らず、
飽食時に分泌されるホルモンが、
インスリン1種類に対して、
飢餓時に分泌されるホルモンが
複数存在する点でも明らかに。
私たちの身体は、
飢餓に強く、
飽食にはまだ弱いのです。
「オートファジー」を活性化する方法とは?
身体の緊急事態発生を自ら起こし、
「オートファジー」を活性化する方法として、
「断食」があります。
先月末、
参加させていただいた半断食合宿で
磯貝先生から教えていただいたのは、
現代人が、
現在食べている食物や生活環境から、
昨今の体質の変化をみると、
「断食」よりも
「半断食」や
「塩断ち(無塩食)」の方が、
合っていることが多いとのこと。
先生が断食ではなく、
敢えて半断食や塩断ちを中心に
合宿を行っている理由が
そこにあるようです。
実際に半断食合宿を体験して、
私自身、
今回限りでは毒素を出し切れたとは言えませんが、
その「定期的な必要性」を
強く感じることができました。
実際に体験した半断食中の排毒症状は
私が実際に体験した
半断食中の排毒症状は、
次のようなものでした。
早朝の微熱とふらつき
早朝の身体全体のだるさ
右足のつり
右耳の耳鳴
両足のだるさ
あくびの多さ
眠気
毎日、確認したのは、
体温
お通じの有無と状態
尿の回数と状態
美味しいと感じた飲み物
など。
半断食中のお通じは?
半断食中は出なくなるのが殆どのようで、
それまで毎日あったお通じが、
半断食中はパタリとなくなりました。
回復食を食べた後にそれは再開。
人によっては、
半断食後に排毒として、
大量に排泄されることもあるようです。
普段からそれなりにしっかり排泄できている私の場合は、
そこまでは差がなく。
半断食中の尿は?
私の場合ですが、
いつもより濃い色の尿が。
これも排毒症状の1つのようです。
半断食中の尿の状態でも、
泡が出たり、臭いがきつかったり、
私のように色が濃いなど、
体内に蓄積されている毒素により、
尿の状態も異なるようです。
耳鳴りに関しては、
私の推測ですが、
頭部の体液の濁りから発生する症状ですので、
過剰なタンパク質や脂肪が脳周辺に集まりすぎている、
といった排毒症状&SOSではないかと。
糖と脂肪を欲する脳神経系には、
私の場合、
未だ止められていない
「チョコレート」などの菓子類から摂取される
糖類や脂肪のデトックス症状だったのではないか?と。
「足のつり」に関しては、
以前のメルマガで、
間違った解釈でお伝えしてしまいましたが、
筋肉の硬直による症状で、
陰極まった際に発症するものでも。
これも私の推測ですが、
足のつり自体が、
肝臓・胆嚢からのSOSでもあるため、
極陰なものの過剰摂取
私の場合は、
事からの解放感や暑さからの脱却理由で
つい手が伸びる「アルコール類」のデトックス症状かと。
3泊4日という短い期間ではありましたが、
「デトックス」という意味で
確かな手ごたえを感じることができました。
人間というものは、
よっぽどのことがない限り、
わかっていてもやめられない、
ついつい自分を甘やかす生き物でも。
そんな自分を責める必要はなく、
むしろそんな自分を認め、
そうならないようにするための環境を用意してあげることが、
自分を労わり、自分を大切にする、
=自分らしく生きる
秘訣ではないのかな?と。
そういった意味でも、
今の自分自身をわかるためのはじめの一歩として、
半断食合宿を一度試してみることをオススメします。
(この記事は、2020年8月19日に投稿したものです)
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